心体氣功・こころメンテナンス

心体氣功・こころメンテナンスは、古い感情や思考の癖を取り除き、心と体の気の流れを整えます。

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ありのままの自分を受け入れること

      2016/02/16

こころメンテナンス・インストラクターの吉村竜児です。 今日はぼく自身の抱えているちょっとした障害について 書いてみようと思います。 実際にどこかで診断してもらった訳でもないし、 ちょっとしたと自分で言っているぐらいなので、 かなり軽度のものなのですが、ぼくの人生には けっこう大きな影響がありました。 で、それはいったい何かというと、 「ディスレクシア」という一種の学習障害で、 知的には問題はないけど、読み書きが出来なかったり 困難だったりという症状があります。 失読症とか呼ばれたりすることもあります。 俳優のトム・クルーズや、映画監督のスティーブン・ スピルバーグがカミングアウトしたことで、最近は 世の中にもけっこう知られるようになってきています。 ぼくの場合は読み書きがまったく出来ないわけでは ないので、この人たちよりはだいぶマシなのですが、 けっこう困ることはよくあります。 まず、一番大変だったのは、子供の頃に学校の教科書を 読んでもほとんど意味が分からなかったことです。 小説や漫画のように登場人物が出てきて ストーリー仕立てになっている物は理解できるのですが、 教科書のように事実が書き並べてある物を読んでも 内容がまったく頭に入ってきませんでした。 なので、教科書を読んでの予習復習やテスト勉強は まったく出来ませんでした。 そのかわり、一度聴いたことはほとんど忘れなかったので、 授業中の先生の話をまる覚えする事で、テストでは そこそこの点数が取れました。 漢字も読むことは出来るのですが、書く方はぜんぜんです^^; 明らかに知っている字でも、画数が多くなってくると だんだん出てこなくなってきます。 なので、ぼくがこうやってブログを書いたりすることが できるようになったのもローマ字変換のおかげなんです。 そんなだったから、高校からアメリカに留学する話が 持ち上がった時にもほとんど即決でした。 「やった!漢字から解放される!」 と声に出しては言いませんでしたが、 その思いはかなり大きかったです^^; まぁ、そのぐらい漢字はぼくにとっては大変で わけがわからないものだったのです。 というのも、ものすごいがんばって時間をかけて 漢字の書き取りをすれば、一時的には覚えられて テストでも点が取れるのですが、一度覚えたはずの字でも しばらくするともう出てこなくなってしまいます。 なので、とてもモチベーションをキープすることが 出来ませんでした。 アメリカに留学した時も、周りの留学生たちと比べても かなりのスピードで英語が話せるようになって、 小説なんかも読めるようになったのですが、 それ以外の本はいくら読んでも内容が頭に入ってきませんでした。 なので、実を言うとぼくは大学を卒業するまで ほとんど教科書を読んだことがありませんでした。 読んでいるふりだけして、後は授業中の記憶を元に テストでは合格点を取っていました。 アメリカの大学はレポートを提出することが多いのですが、 作文は「主語+動詞+~~」というように数学的に捉えて パズルを完成させていくような方法で書いていました。 大変ではありましたが、その頃のトレーニングのおかげで、 日本語でも作文ができるようになりました。 今こうやってブログを書くことが出来ているのも、 当時の訓練のたまものです^^; 今では、小説以外の本を読む時は頭の中で音読することで、 一回音に変換して理解するという方法で読むことが出来るように なりましたが、けっこう時間がかかって大変です。 書くことに関しては、ローマ字変換のおかげでなんとか出来ますが、 手書きはまったくダメです。 まず、自分で書いたものを後で読んでも、 ほとんど判別できません。 活字はけっこう読めるのですが、手書きの字はけっこう難しいです。 ぼくの字が汚いというのもあるのですが、 他の人が書いたものでも、ちょっと崩れた字になってくると、 読むのがだんだん難しくなってきます。 なので、書くのが苦手な自分が書いたものを、 読むのが苦手なぼくが見るので、もうなんだかわかりません^^; 若い頃にバイトをしていた時も、上司から指示されたことを メモを取るようにと言われていましたが、メモを取っている ふりだけして、聴いて覚えていることがほとんどでした。 今はスマホのおかげでメモも取りやすいし、 アプリでスケジュール管理もできるので非常に助かっています。 でも、文字を書く時にけっこう困るのが、ぼくの場合は 文字の順番が良く入れ替わってしまうことです。 これはキーボードやスマホのフリック入力でもたまに 出てしまいますが、手書きの時はとくにひどいです。 例えば「さくら」と書きたい時に、最初に書く文字は 「さ」のはずなのに、手が勝手に「ら」を先に書いてしまって、 わけがわからなくなってしまうことがあります。 漢字の場合はそれがパーツ単位で起こってしまうので、 余計にわけがわからなくなります^^; とまぁ、ただの苦労話みたいになってしまいましたが、 こういった症状を抱えていたことで一番大変だったことは、 実はそれ自体ではなくて、それを隠して生きていることの方でした。 周りのみんなが苦もなく出来ているように見えることが 自分にはうまく出来ない、ということが受け入れられなかったり、 劣っていると思われたくないという不安があったり、 そんなこんなで、一生懸命にがんばって普通のふりをしたり、 「本当は出来るけど面倒くさいからやらないんだ」 みたいなふりをしたりで、本当に大変でした^^; 実際、気をつけないと「やれば出来るのに怠けている」という 目で見られてしまうこともけっこうあったので、わざわざ 「おれは反抗してるんだ!」 「怠けているのでも、出来ないのでもなく、やらないんだ!」 みたいなふりまでする事も多々ありました。 振り返ってみると、かなり気の毒な若者です^^; とはいえ、けっこう最近まで自分は何か劣っているところが あるみたいだという、劣等感は持っていたと思います。 もう何年前だったか忘れてしまいましたが、 トム・クルーズがディスレクシアをカミングアウトした というニュースを見た時に、 「あ、もしかしてぼくこれかも…」 と、思った事がきっかけで、少しずつ劣等感を手放し 始めました。 まぁ、実際に診断を受けたわけではないので、 どの程度なのかはよくわかりませんが、 先日テレビでディスレクシアを取り扱った番組を見る 機会があって、その中の再現ドラマで紹介されていた人が やっていたことや、考えていたことがほとんど 昔の自分とそっくりだったので、 「ありゃりゃ、こりゃ間違いないや」 と思って、最近では周りの人たちにも ちょこちょこカミングアウトするようにし始めたところです^^ なにはともあれ、自分にそういう特徴があることは事実ですが、 別にそれは良いことでも悪いことでもないんですよね。 確かに不便なことはいろいろあります。 書類に名前と住所を書くだけでもえらい苦労です^^; でも、そのかわりに聴いたことはだいたいすぐに理解できるので、 習い事などでは便利なこともたくさんあります。 ぼくにはたまたまそういう特徴がある。 それ以上でもそれ以下でもなく、ただそれだけ。 そういう特徴があるぼくが楽しく快適で幸せに生きるには、 ちょっとした工夫がいることもあるかもしれないし、 近くの人たちに助けてもらうこともあるかもしれないけど、 そのことも含めて人生を楽しんでいこうと思っています^^ とりあえず、周りの人たちにカミングアウトしたら ぼく自身はすごく楽になりましたよ♪

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