愛と恋愛とパートナーシップ その2

人生を変えたいなら、セルフイメージから♪

こころメンテナンス・インストラクターの吉村竜児です^^

何かちょっとした変化や感覚の違いなどでも
感じられた方はぜひ感想を送ってくださいね^^

さて、昨日のブログでは、
愛のエネルギーの原形である「無条件の愛」に
「何らかの条件」を付け加えることで
「形を持った愛の表現」になるという
お話をしましたが、

ということは、「愛」と「条件」という2つの
概念は、お互いに何か異質なものであると
いうことが見えてきませんか?

「家族愛」を例に取ってみましょう。

「家族が相手の時だけに表現される愛」が
「家族愛」です。

ということは、逆に言うと

「家族以外には表現しない愛」

ということができます。

これが「条件」の正体です。

「どんなものでも、何が相手でもひたすら愛する」

これが「無条件の愛」です。

そこに、

「この愛は相手が家族の時だけ発動されて、
それ以外の人たちには発動しない」

という条件を付け加えると

「家族愛」の出来上がりです^^

「恋愛」も「無条件の愛」に様々な条件を
付け加えることで出来上がってきます。

これらの条件は人によって様々です。

なので、言ってみれば「条件がマッチする同士」が
相性の良いパートナーということができます。

しかし、条件はあくまでも表現に形を与えるもので、
「愛」その物ではありません。

なので、「条件」が増えていけばいくほど、
本来の「愛」は見えにくくなってしまいます。。

「友達同士が恋人同士になりました」みたいな
シチュエーションを想像してみてください。

たいていの人は、友達に表現する「愛」と
恋人に表現する「愛」は違う形で表現します。

しかし、様々なシチュエーションの中で、
それらの両方を表現し合う関係だったら、
なんとなく上手くいきそうな感じはしますよね。

共通の趣味に興じているときは友達同士みたいな
ありかた、

プライベートの時は恋人同士の会話や
スキンシップがある、

みたいな感じです。

でも、「友達とはこれはやらない」と
「恋人とはこれはやらない」の「ない」
の部分にフォーカスして、

やらないことやできないことが
どんどん増えていったら、

なんか窮屈だったり親密さがなくなっていく
感じがしませんか?^^;

条件の方がメインになってしまうとこんな感じです。

実は、これは影絵によく似ています。

影絵のお芝居を観ているところを
想像してみてください。

登場するキャラクターや物など、
様々な形は影によって造られているため、
ぼくたちは「影」を見ていると思いがちですが、

実はこれは大きな勘違いです。

なぜなら、ぼくたちの目は「影」を見ることは
できないからです。

どういうことかというと、

眼球の中にある視神経は
可視光と呼ばれる特定の波長を持った光に
反応する構造を持っているのですが、

脳は視神経が反応したときにその信号を
キャッチして光を認識しています。

そして、視神経が反応していないときは、
脳は光を認識していません。

可視光があるときに反応して、
無い時には反応しない。

可視光が無いことに反応しているのではなく、
反応する対象がないから反応していない状態です。

つまり、ぼくたちの目は「光」を見ているのであって、
「影」を見てはいないということがおわかりでしょうか。

「影というもの」があるのではなくて、
「光が遮られている状態」が影の正体です。

影絵の影をどんどん増やしていくとどうなるか?

どんどん暗くなっていきますね^^;

何にも映し出されていない真っ白なスクリーンでは
物語は展開しません。

表現には形が必要です。

影絵で言えば、形を持っているのは影、
つまりシルエットです。

しかし、シルエットをひたすら増やしていったら、
スクリーン上はそのうちに真っ暗になってしまいます。

「条件」は形のある影の方で、
本来の「愛」は形の無い空白の方に
存在しています。

あなたは自分の人生という真っ白なスクリーンに
どんなストーリーを展開させていきたいですか?

そのためにはどんなシルエットを、
どんなバランスで配置していくのが
よいのでしょうか?

もしあなたの人生に光が足りていないとしたら、
増やしすぎたシルエットを減らしていく時期かも
しれません。

「条件」を否定することはありません。

しかし、フォーカスするのは自分自身の「愛」を
表現することです。

自分らしい「愛」の表現をしていくという
エネルギーの流れができてくると、様々な条件下での
あなたらしい愛の表現を手助けしてくれる人たちが
集まってきます。

「つながって一つになろうとするエネルギー」が
お互いにマッチする条件下で引き寄せ合うからです。

恋愛や結婚のパートナーでも、仕事のパートナーでも、
根底は同じです。

本質は形の無い「愛」の方で、
「条件」は形の世界で「愛」を表現するための
シルエットだという観点で
あなたの恋愛観やパートナーシップに関する
考えを捉え直してみたら、
そこにはどんな形が見えてきますか?^^