
「平常心が大事」とか「短気は損気」など、感情をコントロールすることが大事、
と分かっていても、ついついイラっとしてしまうことはありますよね。
吉村竜児的には、これは「悪い虫がついている」、イラっとするほうも、
嫌なことをしてくる側にも、オートで反応してしまう「原因」があるという考え方です。
今回は、もう少し理解しやすくするために、
脳科学の話から「感情のコントロール」について考えてみたいと思います。
感情はどこから来る?
感情はどこから来るのか。
「AIと人間の違い」などの議論でもたびたび挙がるテーマです。
「感情は心から生まれるのでは?」と思う方も多いですよね。
それも1つの正解と言えます。
では、感情はどの部分から生み出されるのでしょうか。
これは、脳だと考えられています。
感情のコアは「扁桃体」
感情のコアになるものとしては、脳にある扁桃体(へんとうたい)と呼ばれる器官です。
扁桃体は、人間だけでなく他の動物にもあり、
恐怖心などを起こして危険察知をするために使われます。
その中で「怒り」は、生物の闘争本能を刺激するもの。
脳が体に戦闘準備をさせています。
ノルアドレナリンというホルモンを分泌させ、体を興奮させて温める。
これが怒りという感情を起こす、脳の働きです。
怒りやすい人や感情のコントロールが効かなくなっている人は、
脳が出すホルモンバランスが乱れている可能性が高いです。
もちろん、こうした状態の「真の原因」を取り除いていく=「ブロックを取り除いていく」のが
こころメンテナンスなのですが、自分で心を落ち着ける・見つめなおす方法も
少し紹介したいと思います。
自分でも実践できる「怒り」への対処法
自分で出来る方法として、以下のようなものもありますよ。
瞑想
アスリートの書籍などでかなり身近になった瞑想。
瞑想は、脳のホルモンバランスを整えるためには非常に効果があると言われています。
瞑想は、扁桃体の活動を抑えるため、「前頭前野」という脳の部位を活性化させます。
つまり、怒りや不安などの感情を生み出す脳の機能を抑えてくれる効果があると言われています。
生活態度や食生活の整理
ホルモンバランスや神経は、生活習慣を整えると解決することがあります。
例えば、栄養の偏りや睡眠不足などは、ホルモンバランスを崩す大きな原因です。
規則正しい食生活や栄養、適度な運動など、自己管理に気にかけてみるだけでも
実感として変わる方も多いです。
「イライラしてなかなか集中できない」という方は、こちらの「流しっぱなし動画」もオススメですよ!