脳科学と心理学はどう違うの?ぞれぞれの特徴

科学や学問の世界はさまざまなジャンルに細分化されています。

しかし、中には違いが分かりにくいものもあります。

そして、よく混同されやすいのが脳科学と心理学の違いです。

 

脳と心、人の感情を司る部分でもあり、一見すると2つの分野は重なっているようにも思えます。

しかし、実際は脳科学と心理学は全く違うもの。

今回はこの2つの違いについて解説していきます。

 

それぞれの抽象度による違い

脳科学と心理学。

違いとしてまず挙げられるのが抽象度です。

つまり、具体性があるものとないものという分けられ方をしています。

 

脳科学というのは科学の1つ。

数字によるデータもとりますし、いわゆる科学的な根拠のある分野です。

かなり、具体性のある分野と言ってもいいでしょう。

しかし、心理学というのはそうではありません。人の心について探求するものなので、根拠というのがどうしても抽象的になってしまいます。

体験や実例に基づいたデータが多く、ほとんど裏づけがとれないデータになっています。

 

抽象度の違い【まとめ】

脳科学=抽象度が低い

心理学=抽象度が高い

ということになります。

脳科学は科学的なデータや根拠のあるもの

心理学は経験や体験から生まれた事実のまとめ

という面があります。

具体性があるからいい、ないからダメというわけではありませんが、違いとしてあげるなら理論の後ろに具体的な根拠があるかないかです。

 

それぞれの研究対象の違い

脳と心、研究対象もそれぞれで違います。

脳科学は人間の脳が司る働きについて研究しているものです。

心理学は文字通り、人の心について探求する学問です。

 

脳の機能というのは心理だけではなく、神経や記憶力、潜在能力などにも関係します。

人間の精神の話もでてきますが、心そのものをテーマにしているわけではありません

正確に言うと、脳や神経が及ぼす人の精神への影響を取り上げることがあるというものです。

また、脳があるのは人だけではありませんから、その他の動物にも通じる分野です。

 

心理学は人の心の研究です。

逆に言えば、それのみを扱っている分野です。

 

心理学では特定のシチュエーションにおける心理や大多数の人が起こりえる感情の動きなどをテーマにしています。

これもからだの働きを測定するというよりは、実験によりこんな結果が出ましたというデータを集めたもの。

心臓や脳の動きを図るようなものではありません。

あくまでもテストアンドエラーによって出た結果です。

 

人の心が対象なのでどうしても目に見えないものになります。

研究対象の違いは顕著に現れていますね。

研究テーマの違い

脳科学=脳や神経の働き

心理学=人の精神の動き

 

ヒーリングによるアプローチの違い

脳科学と心理学は精神療法などにも応用されています。

いわゆるヒーリングというものです。

実はヒーリングのアプローチの仕方がそれぞれ異なるという違いもあります。

 

脳科学は脳や神経の反応を利用した療法です。

つまり、感情というよりは体の仕組みからヒーリングを促します

例えば、脳や神経を刺激したヒーリングが挙げられます。

脳科学という分野で科学的に根拠のある療法を採用しています。

ある意味、脳科学によるアプローチはほとんど共通したものになることが多いですね。

個性が出にくい分、立証されたデータを活用しています。

人による相性が出にくいアプローチです。

 

心理学は基本的にはこれまでの経験を元に精神療法が作られています

ヒーリングのカウンセラーの体験やこれまでの経験によるアプローチなので抽象度は高いです。

ただ、心理学によるヒーリングは個性がでます。

差別化を図れるのはいいですが、人によって相性がでます。

誰にでも通じるわけではないということになりやすいという側面があります。

 

まとめ

このように脳科学と心理学は

  • 抽象度
  • 研究対象
  • ヒーリングのアプローチ

    などさまざまな違いがでます。

     

    脳科学は感情や精神というよりは体の反応。

    心理学は人の感情。

    まとめると以上が両者の違いです。