アニメの中の話だけじゃない!?機械を脳波で操作する時代

日夜、さまざまな科学技術が進歩しています。
その中でも、脳波に関する研究は、特筆すべきものがあります。

脳波で機器を操作する」ことは、アニメの世界の中だけではなくなりました。

 

今回は、脳波で機械を操作する実験と、国内の事例について紹介します。

近い将来、スマホも手を使わずに操作できるようになるかもしれませんね。

 

ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)とは

 

脳波を利用して機械を動かす、この装置などを総称して「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)」と呼ばれています。

 

脳波は、言わば神経を通る微弱な電気信号です。

その脳波が神経を伝わって手や足に届き、各部位に脳が命令を送るというのが
肉体のメカニズムです。

 

その脳波を、人体への電気信号ではなく、機械を動かす信号に変換することができる。
これがBMIの仕組みです

 

つまり、脳波で自分の肉体以外のものも動かすことができる研究。
それが実用段階にまで進みつつあるのです。

驚くべきことに一部、海外ではBMIを利用した商品が既に販売されています。
これはもう、実用段階を越えていると言えるかもしれませんね。

 

脳波で機械が操作できるメリットって?

BMIが発達すると、どのようなことができるのでしょうか。

BMIの技術が進むと、作業効率のアップや、身体的な障がいを持つ方への支援などが進むと考えられています。

 

作業効率のアップ

手を使わずにパソコンを使えるようになることで、マウスやキーボードを使う以上のスピードの実現、労力の軽減が予想されています。

また、より大きなものを動かせるようになれば、車や重機ですら脳波で操ることができるようになるかもしれません。

平行作業をするときも、手足と脳波を使い分けて別々のことが同時にできる、なんてことも可能になるかもしれないですね。

 

障がい者の方への支援アップ

脳波だけで機械を動かせるとしたら、身体的な障がいを持っている方への支援がより容易になります。

脳波で動かせるのであれば、義手以上に便利で、本人の負担も軽減できるでしょう。

 

また、手が不自由な人も脳波でコンピューターを動かすことができれば、
より柔軟にデスクワークをすることが可能です。

脳波の技術が進めば、「障がい者と健常者」という枠組み自体が、
少しずつ意味を持たなくなってくるかもしれません。

 

日本のBMI技術の現状は?

脳波の研究は、アメリカなど海外の実験がよく発表されています。

一方、日本のBMI実験はどこまで進んでいるのでしょうか。

 

近年では、ロボットアームを使った脳波の実験を一般公開の場で行われています。

日本はロボット技術が盛んであり、それを脳波と組み合わせたという革新的な実験です。

 

実験内容は至って簡単。
差し出された水をロボットアームを使って、受け取りテーブルに下ろすというものです。

 

しかし、シチュエーションは少し特殊です。

なにもしていない状態ではなく、テーブルで両手を使って別の作業をしながら
ロボットアームを動かす
という状況下でした。

つまり、ロボットを第三の腕として動かせることができるかがこの実験のポイントです。

 

少し難しいかと思われましたが、成功率は思いの外高い水準に上りました。

挑戦した人の85%が実験に成功

目覚ましい結果を残すことができました。

 

ロボットアームの精度もあるので、脳波の実験としてはほとんど成功に近いものです。

企業の商品ベースとして、BMIが実用化されるかは未定ですが、
国内でも脳波の研究は着々と進んでいます。

近いうちに手を使わずに音楽を再生できたり、お店を検索したりすることができるようになる日がくるかもしれませんね。