
やる気がなんとなくでない。
そんな誰でもあるシチュエーションを脳科学的に解明していきたいと思います。
理由は説明できないけど、なんとなくやる気がない。
何をやるにしても先送りにしてしまう。
そんな人は多いと思います。
何も一部の人だけの特別な現象ではあります。
そんな少し不思議な状況の鍵は脳科学が握っています。
やる気がでない、鬱屈した気持ちになる。
今回は精神を脳科学で影響を与える方法についてです。
やる気がでないのは脳が原因?
やる気や鬱屈した気持ち。
鬱とまではいかないがなんとなく気持ちが緩慢な状態になってしまう。
こんな状態になることは誰にでもあるんだそうです。
実は大部分が脳の動きに由来するということなんです。
脳のある一部が反応していないなど、やる気スイッチが脳にあり、それが働いていない証拠なんですね。
そのやる気スイッチがある部位というのは諸説あります。
中でも多いのが線条体・淡蒼球と呼ばれる部位です。
脳科学者のなかではこの2つがやる気の鍵になるのでは?とされています。
この2つの部位が活性化していない、つまり働かないことで脳は倦怠感を感じたり、気持ちをダウンさせてしまう。
これが現在、言われている先送り精神の正体です。
自分にやる気を出させる脳科学
脳科学の理論上によるときちんとやる気を自分から放出させられる技があります。
どれも難しいことではなく、誰もが実践できるレベルです。
そんなやる気を起こさせるアプローチを紹介していきます。
形から入る
まずはルーティンを作ることから始めます。
ルーティンはある一定の動作を決まりごとにすることですが、体を動かす環境を自分で用意するということです。
脳は体の司令塔ですが、逆に体が脳をリードしていることもあります。
脳と体は上下関係のように思われますが、実際は相互協力の関係にあります。
つまり、体起きてないからこそ、脳が働かない状態ができるということ。
起きてからすぐになにかをするきがないのは体がまだ半分寝ている状態だからですね。
朝のラジオ体操をすると目が冴えるといいますが、それは体を起こして脳が活性化しているということでしょう。
やる気が起きないときはひとまず体を動かす運動を始めてみるのはいかがでしょうか?
やる気はそもそも存在しない?
脳科学というなかでは、やる気はそもそも存在しないという意見もあります。
やる気に関する研究は諸説あるので、どれが正しいとは一概には言えません。
しかし、考え方の1つとしてやる気というのは行動の後に理由付けされるもの。
つまり、結果としてやる気があると思い込んでしまうということです。
これは証明できない考え方なので是とも非ともとれませんが、行動を起こすにはとにかく走り始めるといいということです。
やる気の存在を認識することこそ、最大のやる気の障害。
たしかに考え方としては一理あります。
やる気云々よりもとにかく動き始めれば、結果としてやる気はついてくるということですね。
やる気のスイッチは主に2つの方法
- 体を動かして脳を働かせる
- やる気はそもそもないのでとりあえず動き始める
両極端の意見が同じ脳科学の考え方から出ています。
実際には相反しているわけではありませんが、捉え方が難しいところです。
ただ、やる気というのは元々自分を騙して起こさせるというイメージがあるのかもしれません。
「なんとなくやる気が出た気がする」
というのを日常的に自分に刷り込むことが効果的なやる気の出し方かもしれません。
そのために体を動かしたりするのもいいですね。
大事なことはやる気は行動がないと伴いません。
それゆえに自分にルールを課して、それを守ろうとすることが真のやる気の出し方だと思います。