
みなさんは「波動」というと、どのようなイメージがあるでしょう。
水面に小石を落としたときの波のように、物体から出ている「波」を思い浮かべる方が多いでしょうか。
波動は、「占い師」の方がよく使っている言葉です。
「あなたの波動をよくするのは○○」「星の波動を感じる場所は△△」
なかなか、科学的に説明しにくい世界ですよね。
しかし、「波動は実際に存在する」という説が、学術的に存在します。
今回は、「量子力学における波動の証明」についてお話ししていきたいと思います。
量子力学の「量子」とはなにか?
量子力学の学術的な研究の話の前に、そもそも「量子力学」についても、
わかるようでよくわからないというか、なかなか説明しにくいですよね。
量子力学というのは、「物質や生命を構築する粒子」の物理法則を解明するものです。
つまり、微細な粒子がどのように働くのか?
どのような結果を及ぼすのかを研究する、簡単に説明するとこうなります。
この量子力学の「量子」という言葉に、波動の鍵があります。
量子とは、電子の性質と、波動を持つ物質のことです。
つまり、人体や物質のほとんどは、波動を持っていることになります。
これを考えると、量子力学は、そもそも「波動がある」という事実が前提になっているのです。
波動は目では見えない?⇒かくれんぼをしている!
「波動」の存在を信じられない理由としては、目で感知することはできないということです。
エネルギーと同様に、関知することができないものは、どうしても「スピリチュアル」的な扱いをされてしまいます。
一方で、波動を測定する装置も存在します。
そして、波動の面白いところに、「認識しないと感知できない」という問題があります。
「シュレディンガーの猫」がいい例です。
元々、シュレディンガーの猫は、量子力学における「観測しなければ、物質はすべて波動になっている」という仮説を否定するために生まれたものでした。
箱に、一匹の猫と毒ガスをいれた容器を入れます。
毒ガスの容器は不安定で、容器が壊れてしまうと毒ガスが漏れて、猫は死んでしまいます。
しかし、人間が見えない箱の世界では、「猫も毒ガスもただの波動であり、人間が箱を開けるまでは結果はわからない」。
という量子力学の波動という定説を皮肉った仮説でした。
「シュレディンガーの猫」の仮説を採用すると、「人の見えているところでしか、物理法則は働かない」ということになってしまいます。
しかし、この仮説は、論破されることはなかった一方で、量子力学的な考え方である「定まっていないものが重ね合わせで存在している」ことを裏付けるものとして使われることになります。
この考え方によって、0か1かというシミュレーション結果を積み重ねる形ではなく、
「不確定」を内包したまま計算可能な量子コンピュータの開発に繋がっていきます。
幽体離脱も、波動と関係している!?
しかし、波動の存在を実証をする上で欠かせない人体の現象があります。
それが
- 臨死体験
- 幽体離脱
です。
この2つには、共通点があります。
それは、人体、もしくは「精神が波動になっている状態」ではないかという仮説です。
幽体離脱や臨死体験というのは無心になる。
瞑想や意識が途切れたときに起こるというのは有名です。
これは自己を知覚できないことで、精神が波動という状態で外に漏れてしまって起こるものでは?と唱える学者もいます。
そんなバカな!?と思うかもしれませんが、量子力学側の説明は一通りのつじつまがあっています。
自己を認識することで、我々は初めて自分という物質を認識できる。
認識ができていなければ、量子となってしまう。このような構図ができます。
結果として、量子力学の説は否定もできませんでしたが、肯定もできないあやふやなものになりました。
しかし、アメリカではモルモットを使った実験で、死後に魂の重さを図るという実験で証明したものがあります。
それは、死後の直後に、モルモットの体重はなにかが抜けるように、体重が落ちているというものでした。
「量子力学」が科学の最先端であることは変わりませんが、その内容は、どこかスピリチュアル的なもの、精神世界に重きを置いている方と共通しているものがあるのは非常に興味深いことです。
もしかすると、私たちが目指している未来は、大きな潮流としては、一つの方向性に向かっているのかもしれませんね。