「ここは武器と防具の店だ。どんな用だね?」

こころメンテナンス・インストラクターの吉村竜児です^^

今日は成人の日ですね。
新成人の皆さま、ご家族の皆さまおめでとうございます♪^^

さて、今日のブログのタイトルは成人の日とはあまり関係のない、
ドラクエの武器屋のセリフです。

唐突すぎてなんだかよくわかりませんね。
すみません^^;

先日あるクライアントさんのセッション中に
非常に興味深いコンテクストを見つけたのですが、
その時にふとドラクエのことが頭をよぎって、
こんなタイトルになってしまいました。

ドラクエの話はそれほど重要ではないのですが、
似たようなコンテクストで人生を捉えている人は
案外多いんじゃないかなと思ったので、
今日のトピックに選んでみました。

ぼくのセッションを受けに来られるクライアントさんの
大部分は女性です。

その中でも恋愛やパートナーシップに関するお悩みが
けっこうな割合を占めています。

このクライアントさんも、もご自身の恋愛が
いつも同じようなパターンになってしまう事にお悩みでした。

その方が繰り返していたパターンを
ものすごくかいつまんでざっくり言うと、

いつも気が休まらないような男性とばかりお付き合いしてしまい、
愛されている感じがまったくしないので、
一生懸命に愛されようと努力して空回りしている、
みたいな感じです。

「嫌われないように」とか「この人と釣り合うように」
みたいな思いでエステに通ったり新しい服を買ったりも
されていたようです。

これって今の自分を完全に否定していますよね。

向上心みたいなものと、今の自分を否定することを
ついついごっちゃに考えてしまいがちですが、
これはけっこう気をつけた方が良い落とし穴です。

ぼくたち人間が何かの成果を生み出すときに、
とても大事な要素のひとつが元気であることです。

理想的な自分になるためにも「元気」は必要です。

しかし、自分を否定していると「元気」はなくなっていきます。

逆にありのままの自分を受け入れて、自己承認が出来ている人は
「元気」になっていきます。

なので、効率よく自分を向上させたいのなら、
今の自分を否定するのではなくて、

「今のままの自分でも十分に素晴らしい!」

「そんな素晴らしくて大好きな自分に、
今度はこんな環境をプレゼントしたい!」

というようなモチベーションで行動した方が、
成果には結びつきやすくなります。

話がちょっと横道にそれてしまったので、
軌道修正しますね^^;

で、今回お話ししようと思っていたコンテクストの件です。

そもそもこのクライアントさんはなんでそんな
気の休まらない相手とばかりお付き合いしていたのでしょうか?

この方がお相手を選んでいたときの基準は、
まさに武器屋で強い武器を選ぶのと同じような基準だったのです。

相手の学歴や年収や持っている資格で相手を選んでいて、
性格や価値観や、一緒にいて心がやすらぐか、みたいなことは
完全に度外視されていました。

ではなぜこんな基準になってしまっていたのでしょうか?

今回のクライアントさんのケースでは、お母さんからの
影響が大きかったのですが、この方のお母さんが「世界」や、
「自分の人生」に対して持っていたコンテクストはまるで
「戦場」でした。

彼女のお母さんは「戦場」というフィルターを通して
すべてを見聞きしていたので、すべての人間関係も
「敵か味方か?」とか、「武器になるかならないか?」
みたいな基準で捉えていました。

なので、この女性もお母さんに納得してもらえる相手を
選ぶために、気の休まらない相手を一生懸命になって
見繕っていたわけです。

「どの武器にするかい?」

強い武器を選ぶようにして人生のパートナーを選ぶ。

強い武器は戦場では頼りになるかもしれませんが、
そもそも戦場に安心はありません。

お互いの価値や喜びを共有して分かち合ったり、
優しい言葉をかけて元気づけてくれたりもしません。

武器だから、人間じゃないし。

そして、顕在意識では気づいていないかもしれませんが、
武器扱いされている相手にも、そのことは潜在意識の
レベルでは伝わっています。

なので、そのお相手も見事にその役割を演じてくれる
ようになります。

さて、今回のケースでは、この女性の世界を形作っていた
コンテクストの多くがお母さんやその先の先祖から
受け継いでいたものだということがわかったので、
彼女の意識を通して、お母さんや先祖の方々の意識体を
癒していきました。

ここがこころメンテナンスが一般的な心理療法と違うところで、
癒やしを必要としている相手がその場にいなくても、
意識のエネルギーで気の流れを調整する事で、心の傷を癒したり、
とらわれから解放していったりする事が可能です。

これはまるで超能力のような不思議現象にも捉えられがちですが、
人間なら本来誰でも持っている能力や感覚を磨いていくことで
身につけることが出来ることです。

ただ、ほとんどの人は日常的にその感覚を使っていないので、
退化しているだけです。

楽器やスポーツを身につけることと、それほど違いはありません。

それでは、実際にこの女性のお母さんを遠隔で癒したことで、
どのような違いが創り出せたのでしょうか?

ご本人からの了承を頂くことが出来たので、
翌日に頂いたメールの一部をご紹介しますね。

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まだどのような変化があるかは実感はありませんが、
母とのことは気になっていたので、ほっとしました。
実家で一緒に住んでいるのですが、姉と姪っ子甥っ子が夫の家に帰ったので、
今朝はまるで私のことを子どものように世話をしてきて、ちょっとびっくりしました。
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ご本人の実感よりも先にお母さんのあり方に変化が起きたようです。

そんなに大きな変化ではなかったかもしれませんが、
たった一晩で起きた変化としてはなかなかじゃないでしょうか^^

そして、このようにも書かれています。

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結婚に対しても、新しい武器を買うような気持ちでいたとは、
新鮮な表現ですが、年々そんな気持ちで男性を見ていました(笑)
生活力が少しでもなさそうだとわかるとどんなに好きでも嫌いにならないとと思ったり、
前の彼みたいに、気が結構合わないのに資格や目立っているとかそういう条件で、
執着したりしていました。母の条件で人を選んでいたのがよくわかります。
それがちょっとすっきりした感じはあります。
いろいろと観察してみたいと思います。
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ご自身の今までのパターンを振り返って見たときに、
笑うことが出来ていたら、それはかなり良い感じです^^

人生を戦いの中で生きるのはもうやめにしていきたいですね。