あなたにとっての真実とは?

人生を変えたいなら、セルフイメージから♪

こころメンテナンス・インストラクターの吉村竜児です^^

突然ですが、皆さんにとって真実ってどんなものですか?

ぼく自身は正直何が真実かよくわかっていないのですが、
仕事柄人それぞれが持っている、その人の世界で真実と
されているものにはよく出会っています。

そして、そのほとんどがその人の中だけで「真実」と
されているだけで、普遍性からはほど遠かったりします。

どういうことかというと、ぼくたち人間はそれぞれが、
「これは真実だ」と定義しているいろんな考えを持って
いますが、別の人たちにとっては真実でも何でもない、
ただの「変わった考え」だったりすることが多々ある
ということです。

ちょっと想像してみてください。

あなたの前におせんべいの箱みたいな、
わりとどうでもいい感じの箱があります。

子どもの頃に集めていたお菓子のおまけや、
カードなんかを入れていたような奴です。

その箱のフタには手書きで「しんじつ」と書いてある
貼り紙がしてあります。

あなたは、この中に真実が隠れているに違いない
と思って、恐る恐るフタをちょっと空けて中を
覗いてみます。

するの箱の中には何か書いてある紙や封筒が
びっしり入っています。

あなたは、それらに真実が書いてあるに違いない
と思って、恐る恐る一枚の封筒を手に取ります。

そこにはこれまた子どもが書いたような字で

「わたしはだれからも愛されていない」

と書いてあります。

あなたはギクッとして、その封筒の中を見ると
小さな紙切れがたくさん入っていて、そこには

「あの時お母さんはお菓子を買ってくれなかった」

とか

「○○ちゃんがわたしのことを見て笑っていた」

みたいなことがたくさん書いてあります。

そしてあなたは

「そうか、やっぱり私は誰からも愛されていないんだ」

と納得して、

「そう言えば、さっき送ったメールの返事がまだ来てない」

と思い出し、それを新たな紙切れに書いて封筒に入れます。

そして、

「この真実と向き合うと気持ちがへこむから、
この真実はあまり見ないようにしよう」

と言って、箱のフタを閉じます。

しかし、ついつい箱のことが気になって、
ちょくちょく中を覗いては、

「あー、やっぱり私は誰からも愛されていないんだぁ」

と落ち込んで、私が愛されていない新たな証拠を
見つけては、箱の中に詰め込んでいきます。

そして、あなたのハンドメイド真実が、箱の中で
どんどん増えていき、強化され、そのうちに箱から
あふれ出してきます。

あなたは、

「あー、やっぱり真実からは逃れられないんだ」

みたいなことを思うかもしれません。

しかし、よく見てください。

全部あなたの手書きです。

箱に書いてある「しんじつ」の文字も。

それは真実とはほど遠い、
ただのしんじつごっこです。

あなたが幼い頃に始めた、ただの遊びです。

あなたにとってあまりにも当たり前で、
疑いの余地もないと思っているような様々な事柄が、
この箱の中に入っている紙切れみたいなものだったと
したら、どうでしょう?

あなたの頭の中に渦巻いている、止まることのない
おしゃべりはどんなことを言ってますか?

「私なんかたいしたことない」

「まだ何か足りない」

「どうせ無理だ」

「また失敗するに決まってる」

「みんなが私を責めてくる」

「誰のせいでこうなった?」

等々・・・

それらが、この紙切れに書いてあることを
ただ読み上げている朗読アプリの声だったとしたら、

あなたはそれを真に受けますか?

その箱に入っているものは真実ではありません。

あなたが自分の想像力と創作力を駆使して、
創りだしてきた自分自身と自分の世界に関する
ストーリーです。

そして、あなたの世界は見事その通りの
様相となって、あなたの目の前に現れてきました。

世界はあなたの思ったとおりになってきたのです。

これまでも、そして、これからもです。

ものすごい力をあなたは持っていると思いませんか?

但し、多くの人たちはその使い方を知らないので、
たいがいはコントロール不能で大暴れしています。

しかも、これらはほとんどあなたの潜在意識の
レベルで行われているので、あなたは自分自身の
心の中でこんな事が起きているという事に
なかなか気づきません。

そして、その箱に入っているものがすべて
真実である、という世界に生きています。

まずはその箱をよく見て、「しんじつ」と
書いてある貼り紙を剥がしてみましょう。

それは決して外から与えられた真実などではなく、
あなたが思い通りに自分自身や自分の世界の
あり方を創り出していくことができる
魔法の箱だという事に気づくことができるはずです。

魔法の箱を使って、あなたはどんな自分を
デザインしていきますか?