愛と恐れについて その2(回避と希望)

人生を変えたいなら、セルフイメージから♪

こころメンテナンス・インストラクターの吉村竜児です^^

 

今回は「愛と恐れ」の第2弾、ちょっと理論的な切り口で捉えてみますね。

元々『愛』とは何だかよくわかっていなかったぼくですが、子育てをきっかけに
心の中にある大きなエネルギーの流れのようなものを感じるようになりました。

このエネルギーの感覚を、NLP心理学やエネルギーヒーリングの学びに
取り入れていったことで、知識として知っているだけだった心の構造を
ぼくはより感覚的に捉えることができるようになっていきす。

 

その後、脳波測定器などの機器を使った検証や、思考実験を繰り返した結果、
多くの心理学者たちが提唱している「潜在意識」というものは、
ただの観念的なモデルではなくて、電磁場のようなエネルギーの領域として
存在しているみたいだと考えるようになりました。

 

とはいえ、これも決して科学的な証明というレベルの話ではないので、
あくまでひとつの見解です。

ぼくは自分の理論の正しさを証明することよりも
「効果的な癒やしを必要としている人たちに届ける」
ということを重視する立場を取りたいので、一つの可能性として
こんな風に考えてみてください^^

ぼくたちの心は、電磁場のようなエネルギーの領域とつながっていて、
「潜在意識」と呼ばれている心のより本質的な部分は、その領域に存在している。

ぼくたちは、脳だけでものを考えたり感じたりしているのではなく、
むしろ脳や肉体はアンテナのようなもので、心のエネルギーの領域から
送られてきている情報をキャッチして表現活動をしている。

これがぼくの考え方です。

 

人間が、この本質的な心のエネルギーの領域とつながって情報をやりとりしたり、
行動を起こしたりするときに、言葉はとても重要な役割を持っています

ただし、言葉その物に意味があるのではなくて、本当にアクションを起こしているのは
『意図』であって、単語や音としての『言葉』は『意図』を見える化して
操作しやすくするためのツールに過ぎません。

もし、心の活動がすべてエネルギーの動きだとしたら、感情や思考などの精神活動も
力学的に捉えることができるはずです。

この考えをベースに、様々な心理学やスピリチュアルの
体系や資料を更に検証していった結果、
ぼくがたどり着いた仮説はこんな感じです。

人間の意識の大元は、2つの対称的なエネルギーの源泉とつながっている

ひとつは「つながってひとつになろうとするエネルギー」
もう一つは「分離して遠ざかろうとするエネルギー」

思考や感情など、意識の活動のすべては、
根本的にはこのどちらかのエネルギーから発生している
表現のバリエーションのようなもの

意識は必ずどちらかの源泉につながっているので、
つながっている方のエネルギーが増えていく

(※ちなみに、これはかなり簡略化しているので、
全体像をお伝えするともう少し長くなります^^;)
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「つながってひとつになろうとするエネルギー」が
一般的に『』という言葉で表現されていて、

「分離して遠ざかろうとするエネルギー」が
恐れ』という言葉で表現されているものです。

『愛』とか『恐れ』という言葉にはすでに、
ものすごくたくさんの多様化したイメージや観念が
ついてしまっている場合もあるかと思います。

ですが、一旦それらをすべて脇に置いて、
それぞれの作用を引き起こす力」と
方向性を持ったエネルギー」として捉えてみてください。

この2つは、真逆の性質を持ったエネルギーですが、
表面的には同じように見える表現が可能です。

例えば、ある物体の右側から、左側へ押す力をかけても、
左側から引っ張る力をかけても、物体は同じように
右から左へと移動するのと同じようなことだと
イメージしてみてください。

しかし、ここがポイントですが、
表面的には同じ形に見える事柄でも
どちらのエネルギーを使ってその表現をしているかによって、
本質的にはまったく異なった出来事となってしまいます。

例えば、誰かにプレゼントするというという行動を
例にとって考えてみましょう。

「相手と喜びを分かち合いたい」というような
意図でプレゼントをする場合と、
「相手を喜ばせることで自分の印象を良くしよう」
という意図でプレゼントをする場合、

表面的には「誰かに何かをあげる」という
まったく同じ行動なのですが、プレゼントを
あげている側の心の中でのアクションは
まったく違っています。

「相手と喜びを分かち合いたい」という意図は単純に
相手と「つながりたい」「ひとつになりたい」という
エネルギーの表現です。

対して、「相手を喜ばせることで自分の印象を良くしよう」
という意図は若干複雑です。

そこには「自分の印象は良くない」とか
「このままでは悪くなる」という前提や、
「印象が悪くなることを回避する」という隠れた意図が
潜んでいることが見えてきませんか?

 

そうです^^

「印象が悪くなる」という望ましくない、
つまり良くない状況をあらかじめ想定して、
そのことを「避けるための行動」を取っている、
と言い換えることができますよね。

一見同じことをしているように見えて、
こちらは実は回避行動なのです。

 

「良くない」という意味づけで自分から分離させて、
遠ざけようとするエネルギーの表現です。

どちらのケースも、本当の目的はその人に
「物をあげること」そのものではありません。

その行動によって得ようとしている結果、
あるいは創り出そうとしている未来がまったく違います。

 

しかも、どちらのエネルギーも、増えれば増えるほど
同質のエネルギーを増やそうとしていく作用が働きます。

つまり、愛により多くアクセス(フォーカス)している人の周りには
愛が集まってきて、愛が増幅していきます。

いつも恐れにアクセス(フォーカス)している人の周りには、
恐れそのものや、恐れを誘発する要素がどんどん増えていきます。

たとえ本人がそれを「恐れ」と認識していなかったとしても、
残念ながらそれは起こります。

 

一見難しく感じるかもしれませんが、

「つながるエネルギーはつながるエネルギーを増やしていく」

「回避のエネルギーは回避のエネルギーを増やしていく」

と考えるとけっこう単純です。

A地点からB地点へ移動する場合に、
単純に「B地点に行きたくて行く」場合と、
「A地点が嫌だからB地点に行く」場合では、
B地点に移動したという点は同じですが、原動力になっているエネルギーがまったく違います。

「A地点を回避する」という目的なら、B地点でなくても良いのです。

C地点やD地点があったら、そちらでも良いということになります。

 

つまり、目的地に確実にたどり着くためには、回避のエネルギーはまったく適していません

回避のエネルギーだけを使って、目的地にたどり着くためには、
その他の可能性をすべて消去して、他に選択肢がない状況を作らなければいけません。

多くの人たちは、こうやって長年かけて築き上げてきた
無数の「閉ざされた可能性」の山に、自分の人生を埋もれさせています

 

あなたが何かを決断するときに、これをやっていませんか?

この状態から脱するためには、まず自分の思考や感情、
行動に「回避のエネルギー」が含まれていないか、よく観察して捉えてみてください。

もしかしたら、同じ場所で同じ行動を取っていたとしても、
それを「つながるエネルギー」で代用することができるかもしれません。

もしあなたが「回避のエネルギー」の山に埋もれている
としたら、まずはそれらをこつこつ片付けていきましょう。

自分の中にある「つながるエネルギー」が本当はあなたを
どこに連れて行こうとしているのかが見えてくるかもしれません。

 

「何が嫌か」
「何を避けたいか」
そういった理由で、進む方向を決めていませんか?

それは回避です。

それよりも、
「何が欲しいか」
「どうなりたいか」
「どんなときに幸せか」

これらを探求してみてください^^